俳優として注目されている中島歩さん。
その経歴を見ると意外な過去がありました!
実は学生時代、落語研究会で人前に立ち、表現力を磨いていたのです。
そこで今回は、中島歩さんの経歴をたどりながら、演技の原点となった落語とのつながりについて詳しく紹介します。
中島歩の経歴

俳優として活躍の幅を広げている中島歩さん。
ドラマ『不適切にもほどがある!』や朝ドラ『あんぱん』など話題のドラマや映画に出演。
その経歴には、ちょっと意外な一面も隠されていることがわかりました。
経歴一覧
まずは、俳優としての活動を始めた頃から現在(2025年6月)までの、簡略化した経歴がこちら👇
・2013年 舞台『黒蜥蜴』で俳優デビュー
・2014年 NHK朝ドラ『花子とアン』で注目を集める
・2015年 映画『グッド・ストライプス』主演、TAMA映画賞を受賞
・2021年 映画『偶然と想像』出演、ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品に参加
・2025年 NHK朝ドラ『あんぱん』出演
・2025年 映画『ルノワール』出演(カンヌ国際映画祭出品)
・2025年 映画『敵』にも出演し活躍を続ける
大学時代は落語研究会に所属
中島さんは日本大学芸術学部文芸学科に在学中、落語研究会に所属していました。
高座名は「大家主水(だいやもんど)」と名乗り、人前で話す経験を積んでいたそうです。
モデルから俳優への転身
大学在学中にスカウトされモデル活動を始めた中島さん。
しかし、モデルとして活動を続ける中で「もっと自分で表現を深めたい」と感じるようになったそうです。
そして2012年にモデル業を辞め、本格的に俳優の道へ。
翌年、美輪明宏さん主演の舞台『黒蜥蜴』のオーディションに挑戦し、約200人の中から雨宮潤一役に抜擢され俳優デビューを果たしました。

この舞台出演が、中島さんにとって俳優としての第一歩となります。
中島歩の芸能界入りのきっかけは?

中島歩さんが俳優を目指すきっかけとなったのは、学生時代に積み重ねた表現活動でした。
その中心にあったのが、大学での落語研究会の経験です。
ここからは、落語と俳優としての表現力のつながりを詳しく見ていきます。
落語経験が演技の土台をつくった
落語は、一人で複数の登場人物を演じ分け、語りだけで観客を惹きつける表現方法です。
落語研究会では、言葉の選び方、間の取り方、声色の使い分けなど、役者にとって重要な技術を自然に身につけていきました。
また、中島さんが特に大切にしているのが、立川談志師匠の「落語は人間の業の肯定」という言葉です。
この考え方が、今の役作りにも深く影響しており、登場人物の弱さや矛盾も含めて人間らしさを丁寧に描こうとする姿勢につながっています。
そんな中島さんにピッタリの舞台で主演を演じたのが、苗井事務所 第7回公演『怪談』でした。

なんと主演で「落語家」の役!
中島さん本人が考えた演目もあったそうです。

まさに落語研究会での経験が生かされたんですね。
即興性と人間観察力が演技に生かされる
落語には観客の反応を感じながら柔軟に展開を変えていく即興性があります。
中島さんも俳優として「準備はしつつ、現場で起きることに素直に乗る」演技スタイルを大切にしていると語っています。
また、日々の人間観察から役作りのヒントを得ることも多いそうです。
落語で磨いた観察力が、役の細かな表情や空気感を表現する際にも役立っているんですね。
中島歩が活躍した主な作品は?
2013年から芸能活動を始め、俳優デビューを果たしてからの中島歩さんは話題作への出演が続きました。
ここでは時系列で、これまでの主な出演作と活躍を振り返ります。
『花子とアン』出演で知名度アップ
2014年、NHK連続テレビ小説『花子とアン』に出演。
仲間由紀恵さん演じる葉山蓮子の恋人・宮本龍一役を好演し、多くの視聴者の印象に残りました。

朝ドラ出演によって知名度が一気に上昇し、俳優としての存在感を広く知られるきっかけとなりました。
『グッド・ストライプス』主演で映画賞受賞
2015年には映画『グッド・ストライプス』で映画初主演。

恋人役の菊池亜希子さんとともに、自然体のリアルな恋愛模様を演じました。
この作品で第7回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞し、演技派俳優としての評価が高まりました。
『偶然と想像』出演で国際的評価を獲得
2021年には濱口竜介監督の映画『偶然と想像』に出演。

この作品は第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞し、世界的にも注目されました。
中島さんの自然体で繊細な演技が、作品の持つ静かな空気感を支え、高く評価されています。
『あんぱん』『ルノワール』など最新の出演作
2025年も出演作が続きます。
NHK朝ドラ『あんぱん』では、ヒロインのぶ(今田美桜さん)の婚約者・若松次郎役で出演。

また映画『ルノワール』では御前崎透役を演じ、第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にも出品されました。

さらに、映画『敵』(2025年1月公開)にも出演しており、今後も国内外問わず活躍が期待されています。
次から次へと話題作に出演していますね。
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お笑い芸人でもありドラマや映画の考察YouTuberである大島育宙さんは、事あるごとに中島歩さんの演技に唸っています。
同僚役に山田真歩と中島歩って
— 大島育宙【ドラマ/映画/エンタメの話】 (@zyasuoki_d) July 8, 2024
どんだけガチガチオブガチガチの
贅沢キャスティングなんだよ!!!!
いるだけで「いそう」だし
いるだけでどんな人かわかる存在感なのに
何か一言ポロッと意外なこと言って
全てを覆しそうな予感もある
全ドラマが欲しい助演でしょうが!!!#海のはじまり pic.twitter.com/J6SYNmz6aF
「全ドラマが欲しい助演」、、、確かにホントそうですね。

「海のはじまり」でもいい味出してたよね!
まとめ
ここまで、中島歩さんの経歴を振り返ってきました。
学生時代の落語研究会での経験が、今の俳優としての表現力につながっているのがよくわかります。
整理すると、以下のような歩みをたどっています。
・日本大学芸術学部在学中、落語研究会に所属
・高座名「大家主水」として人前で語る経験を積む
・大学在学中にモデル活動を開始
・表現への思いからモデル業を辞め、俳優を志す
・2013年、舞台『黒蜥蜴』で俳優デビュー
・2014年『花子とアン』出演で知名度アップ
・2015年『グッド・ストライプス』主演で映画賞受賞
・2021年『偶然と想像』出演、ベルリン国際映画祭で高評価
・2025年も『あんぱん』『ルノワール』『敵』など出演作が続く
今後も中島歩さんがどんな役柄に挑み、どんな新しい表現を見せてくれるのか、とても楽しみですね!
『中島歩の経歴が意外?演技の原点は落語研究会だった!』を読んでいただき、ありがとうございました。