参政党という名前を耳にしたことはあっても、実際にどんな政党なのかはよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
とくに政治にまだなじみのない学生や若い世代にとっては、少し難しく感じることもあるかもしれません。
この記事では、参政党とは何かをわかりやすく紹介し、あわせて代表の神谷宗幣さんが何を目指しているのかについても触れていきます。
この記事でわかること
- 参政党がどんな政党なのか
- 参政党の理念と政策
- 日本人ファーストとは
- 代表・神谷宗幣の考え
「参政党」をわかりやすく解説

参政党という名前は聞いたことがあっても、どんな政党なのかはよくわからない。
そんな人も多いのではないでしょうか。
ここでは、参政党がどんな思いで生まれたのか紹介していきます。
2020年に市民の声から結成
政治家や政界関係者が中心となる従来の政党とは異なり、一般の人たちが自発的に作り上げた“市民発”の政党です。
(出典:参政党公式サイト)
神谷さんはこの動きを「政党DIY(自分たちの手でつくる政党)」と呼んでいます。
誰か任せではなく、自分たちで考え、動いて社会を変えていくというスタンスです。
この考え方が、これまで政治に関心がなかった層にも広がりつつあります。
(出典:神谷宗幣 公式プロフィール)
政治に参加する仕組みとは
その名の通り、政策の勉強会や意見交換の場を通じて、党員や市民が政治に関われる仕組みが整えられています。
党の運営も大企業や宗教団体からの支援を受けず、党員やボランティアによって支えられています。
こうした市民主体の活動スタイルが、多くの支持を集めています。
(出典:参政党 政策ページ)
参政党の理念と政策の柱をわかりやすく紹介

次に、参政党が大切にしている理念や、実際に掲げている政策を見ていきましょう。
国益と大調和をめざす理念
これは、自国の利益だけを考えるのではなく、日本が調整役として世界の安定に貢献していくという立場を示しています。
(出典:参政党 基本理念)
神谷さんは「今の政治は、国民の声が届いていない」と訴え、国民自身が学び、参加することの必要性をくり返し語っています。
教育・健康・国まもりの柱
参政党が掲げる3つの政策の柱は、
(出典:参政党 政策の3本柱)
教育では
子どもだけでなく大人も含めて「学び直し」の必要性を強調
食と健康の分野では
自然農法の推進や食品添加物の問題に向き合い、生活の質を高める提案をしています。
国まもりでは
災害への備えや地域防衛、エネルギー安全保障にも力を入れています。
学びを通じて政治に関わる
参政党は、政治を「誰かがやるもの」ではなく、「自分のこととして考えるもの」と位置づけています。
SNSやYouTubeなども活用し、政治初心者や若者にも届きやすい言葉で情報を発信しています。
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参政党の「日本人ファースト」って何?

参政党の中で注目されている主張のひとつが、「日本人ファースト」です。
ここでは、その背景と具体的な政策を紹介します。
生活を守るという視点
代表の神谷宗幣さんは演説の中で、
外国人が平然と生活保護を受け取る一方、日本人が支援を受けられず餓死するような社会はおかしい
と語り、まずは日本人の暮らしを守ることが必要だと訴えています。
(出典:神谷宗幣 街頭演説より)
税や経済政策の考え方
参政党では、以下のことを提案しています。
・消費税の段階的廃止
・社会保険料の軽減
・積極財政による手取り増
地方の疲弊や中小企業の支援にも注力し ”頑張った人が報われる社会”を目指しています。
(出典:2022年 参院選 公約一覧(NHK))
移民や土地問題への対応
移民政策や外国人の土地取得などについても、参政党は「基準の見直しや厳格化が必要」との立場です。
特に、安全保障の面からも「主権を守る」ことの重要性を強調しています。
神谷宗幣とは?参政党代表の考え

最後に、参政党の代表である神谷宗幣(かみや そうへい)さんがどんな人物なのかを紹介します。
市議から全国へ広がった活動
神谷さんは、大阪・吹田市の市議会議員を経て、国政選挙に挑戦。
教育や安全保障などの分野で講演活動を続け、参政党の創設者としても知られています。
(出典:神谷宗幣 公式プロフィール)
「誰か任せにしない政治」を掲げる
神谷さんが大切にしているのは、「政治は自分ごと」という考え方です。
つまり、「政治は誰かがやってくれるものではなく、自分たちが考え、動くべきもの」という姿勢です。
この思想は、参政党の「参加型」「市民中心の政治」という理念にもつながっています。
一人ひとりが学び、声をあげることの大切さを、日々の発信を通して伝え続けています。
まとめ
参政党についてわかりやすく知りたいという疑問を、整理してきました。
この記事でわかったことは以下のとおりです。
・参政党は2020年に神谷宗幣さんを中心に市民の声で立ち上がった政党
・「政党DIY」や「政治への参加」を重視した新しいスタイル
・理念は「国益を守り、世界と調和する」ことにあり、教育や健康、安全保障を柱としている
・日本人の暮らしを優先する「日本人ファースト」という視点を掲げている
・消費税や社会保険料、移民政策など、生活に直結したテーマに積極的に取り組んでいる
・神谷宗幣はSNSや街頭演説を活用し、政治を身近に伝えている
参政党をわかりやすく知ることで、神谷さんの主張や政治参加のあり方についても考えるきっかけになりますね。
これからも「参政党」や神谷宗幣さんの動きを注目していきたいと思います。